証券会社の外貨預り金の意味と運用方法・使い方

証券会社の外貨預り金の意味と運用方法・使い方

米国株などを利確した場合や、配当金があった場合に、証券会社口座の外貨預り金がある場合がある。その外貨預り金をどのように運用するかを考える。

証券口座の外貨預り金とは?

証券会社の口座に預けてある米ドルなどの外国通貨の事。

 

例えば、株式運用をしている場合では、米国株式を利確した際の売却益や、配当金が米ドルのまま証券口座の外貨預り金として計上される。
投資初心者だと、いつの間にか外貨預り金が計上されていて、これは何?・・・と戸惑う場合もある。

証券口座の外貨預り金を円に戻したい

外貨預り金を円に戻すには、為替取引をして日本円にする必要がある。
外貨を日本円に両替する際には、次のポイントを確認する。

外貨を円に戻す際に「為替」の影響を受ける

外貨米ドルを円に戻す場合、円安となっている方が為替の差益を考えると得となる
つまり、米国株などを購入し円を米ドルした時よりも、「円安」となっていれば含み益が多くなっている時という事。
そのタイミングで米ドルを日本円に戻すのがお得という事。

 

この際に発生した為替差益は、雑所得となるので確定申告が必要。
(ただし、給与所得以外の所得が20万円以下であれば、確定申告は不要)

為替取引手数料が発生する

米ドルを日本円に両替する際には、手数料が発生する。(為替取引手数料)
日本円から米ドルにする場合にも同様に、手数料が発生する。
ちなみに、リアルタイム為替取引手数料は証券会社による異なるが、例をあげると次の通り。

 

「米ドル」から「日本円」にする 「日本円」から「米ドル」にする
マネックス証券 25銭/ドル 0銭/ドル
松井証券 25銭/ドル 0銭/ドル
楽天証券 0銭/ドル 0銭/ドル
SBI証券 0銭/ドル 0銭/ドル

2025年4月現在

証券口座の外貨預り金(米ドル)で米国株など米ドルで再投資したい場合

 

証券口座の米ドルなどの外貨預り金で、米国株・海外ETFなどを購入する事ができる。
(一度円に戻す必要はない)
買い方は、証券会社ホームページにログインし、通常通り「買い注文」をするように入る。
「買い注文」画面の決済方法で「ドルで買う」を選択すれば、外貨買付可能額が表示されるので、
可能額内で注文する事ができる。

 

参考までに、楽天証券で表示してみる。
楽天証券ホームページにログイン後、購入したい株式やETFを検索し表示。
買い注文をクリック

 

 

買い注文画面の決済方法で、「ドルで買う」をクリックする。

 

 

これで、外貨預り金のドルで商品を購入できる。

 

外貨預り金を外貨のまま銀行口座へ出金できるか?

外貨の種類にもよるが、基本的には出金できる。
例えば、「米ドル」や「ユーロ」「カーストラリアドル」「ニュージーランドドル」など複数の通貨で入出金できる。

 

詳細は、各証券会社と登録銀行口座により異なるので確認が必要。

 

 

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